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今回はそんな宿泊施設を運営する株式会社ファイナンシャル・フリーダムの永瀬様にお話しを伺いました。
コロナ禍の状況でも、感染リスクが低いのであればご旅行をされたいお客様は多くいらっしゃるかと思います。
当施設は共有部分が少なく、他の宿泊者様との接触がほぼございません。また、宿泊施設は1棟貸しヴィラのためプライベートが保たれており、感染リスクを避けつつ、非日常を味わいたいお客様からの需要が非常に高いです。また、現在車の中でチェックインを済ますことも可能ですので、共有部分をご利用いただく必要なく、その他感染対策もしっかり行わせていただいております。
そのため、旅館や宿泊施設の稼働率が50%にも満たないと言われている状況下ですが、当施設は常に満室状態となっており大変ありがたく思っております。
特にお客様に感動してもらえるおもてなしを普段から目指しており、チェックイン時には長旅の疲れを癒してほしいという想いから、地元のお菓子屋さんのチョコレートをお渡ししています。またお部屋には季節ごとにソムリエが選んだワイン(ボトル)や、地ビール、地サイダーをご用意しており、すべて無料で提供しています。
また、女性にはよく喜ばれるのですがドライヤーも通常のものと、美容家電と呼ばれる髪がしっとりするタイプのもの、コテなどのご用意も整っております。もちろんシャンプーやリンスなどにもこだわりがあり、三ツ星ホテルで使われている体にも、環境にも良いものをご用意させていただいております。
その他スリッパなどの細かいアメニティに至るまでお客様が喜んでくれるものを厳選しております。
当施設は「街中リゾート」というコンセプトで、自然も繁華街も楽しめる立地にございます。目の前には富士山を望むことができ、登山に行くお客様もいらっしゃいます。また、富士急ハイランドが徒歩10分の所にあるためご家族でも楽しむことができます。屋上でBBQやグランピングをされる方も多く、シアタールームで映画や動画鑑賞をすることもできるため、1泊では物足りないと言っていただけるお客様が多い印象です。
さらに、富士吉田市は富士山信仰で栄えた場所で繁華街が多く、機織り・織物の町であることから飲食店が多い場所でもあります。ですから、街に出かけて飲食店で食べたり、当施設とコラボしている店舗からデリバリーしたりすることも可能です。本町通りという繁華街も再開発されているためノスタルジックでとても雰囲気がよく、歩くだけでも楽しめます。
当施設は2020年12月にオープンした新しい宿泊施設ですから、さまざまな環境設備を一から揃える必要がありました。もちろん、お客様からの外線や内線を含めたPBX機能は絶対的に必要でした。また、地元の商店ともやり取りすることが多く、そういった店舗は未だFAXを使っているためFAXの導入も必須でした。
しかしながら従来型のオンプレミスPBXの場合、例えば100室超えて導入すると2,500万円以上のコストがかかります。当施設の場合は42棟ではありますが、それでも大きなコストがかかってしまうことは変わりません。
また、FAXも必須ではありましたが、FAX機をわざわざ導入するほどやりとりが多くはないので悩んでいました。
もともと「クラウドPBX」と呼ばれるサービスがあることを私は知らず、従来型のオンプレミスPBXの導入を検討していました。そんな時、弊社の社長からクラウドPBXというサービスがあることを聞き、クラウドPBXの存在を初めて知りました。
そこで、オンプレミスPBXとクラウドPBX両方の料金や相場、必要な機能が揃っているかという点で比較検討しているうちに、「クラコールPBX」を見つけたことを覚えています。
使いたい機能は決まっていましたので、必要な機能が揃っていることを大前提に、断然コストパフォーマンスが高いことに魅力を感じました。また、e-FAXがオプションで利用できた点も導入のきっかけになりました。
やはりコストパフォーマンスの高さではないでしょうか。
私はホテル・旅館業界の歴が長いので、そういう視点で見ることが多いのですが、宿泊施設にはフロントと連絡が取れる内線電話を置かないといけません。ですから必ずPBX機能は必要になってくるのですがオンプレミスPBXの場合、もちろんメリットもあるのですが、やはりコストがかかってしまいます。
特に、宿泊施設の新規オープン時は、様々な準備が多く内線電話にばかり時間を使えないのが正直なところです。お客様に満足いただけるような設備に力を入れたい中、工事や設定が大変なサービスの導入はなるべく控えたいですよね。
それで言うとクラコールPBXはコストも安く、設定も複雑でないので、宿泊施設にオススメしたいサービスです。
「富士グランヴィラ-TOKI-」のブラッシュアップを引き続き行って参りたいと思います。お客様からのご要望を反映する形で、どんどん改善していき「おもてなしの施設」としてより満足いただける場所を目指しております。
また、隣町の富士河口湖町に同じヴィラタイプの施設を40棟建設予定しております。富士河口湖町も同じく自然と街が隣接している場所なので、「街中リゾート」というコンセプトとなります。
今よりももっとお客様に感動していただける、そんな宿泊施設を作っていたいと考えております。