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フリーランスに固定電話は必要?固定電話の電話番号を持つメリットとは


※本ページ内の表示価格は全て税抜価格です。別途消費税がかかります。
※ユニバーサルサービス料が電話番号ごとに発生します。

最近はスマホが普及した影響で、固定電話を使う機会が少なくなりました。一般家庭においては、固定電話を持たないケースも増えている状況です。

そのため、多くのフリーランスの方が、固定電話の電話番号を持っておらず、携帯電話の番号が名刺に書かれていることも多くなっています。しかし、フリーランスといえでも個人事業主です。固定電話を持っておくことで得られるメリットを理解し、そのうえで必要可否を判断してみてはいかがでしょうか。

そこで今回は、フリーランスが固定電話を持つメリットや契約方法などについて解説するので、ぜひ検討材料のひとつにしてみてください。

そもそも固定電話とは


一般的に「固定電話」と呼ばれているのは、NTT東日本・NTT西日本から「電話加入権」を購入して電話番号を利用する、いわゆる加入電話のサービスが一般的です。しかし、NTT以外にも固定電話のサービスを提供しているところがあります。

本章ではNTTを含めた固定電話の種類と、NTT固定電話の費用をご紹介します。

固定電話の種類

現在でも「固定電話=NTT」というイメージが強い理由は、その昔NTTが日本電信電話公社、いわゆる「電電公社」と呼ばれていた時代に、電話回線の事業を独占していたためです。しかし、NTTとして民間企業化した後、電話回線事業が自由化され他の企業も参入したことで、たくさんのサービスが提供されています。

固定電話といえば、やはりNTT東日本・西日本が提供するサービスが最もメジャーといえるでしょう。その他にもNTTコミュニケーションズの「ひかりライン」やKDDIの「ケーブルプラス電話」「KDDI光ダイレクト」、J:COMの「J:COM PHONEプラス」、SoftBankの「おとくライン」などの直収電話と呼ばれる固定電話サービスや、クラウドPBXと呼ばれるIP方式の固定電話などがあります。

直収電話とは、NTTの電話回線を民間企業が借りておこなう固定電話サービスのことです。利用料金が安く、導入のリードタイムが短いというメリットがあります。

NTT固定電話の費用

まずNTTの固定電話の通話料金は以下の通りです。

●固定電話同士の区域内通話

・昼間・夜間3分/8.5円(税抜)、深夜4分 /8.5円(税抜)
・区域隣接(~20kmまで):昼間・夜間90秒/10円(税抜)、深夜2分/10円(税抜)
・20km~60kmまで:昼間1分/10円(税抜)、夜間75秒/10円(税抜)、深夜90秒/10円(税抜)
・60km以上;昼間45秒/10円(税抜)、夜間1分/10円(税抜)、深夜90秒/10円

●固定電話からIP電話(050番号)への通話料金
・3分/10.5円~10.8円(税抜)

●固定電話から携帯電話
・携帯電話:1分/16円~17.5円(税抜)

(2021年6月現在)

さらに、NTTの固定電話を契約する際には、通常の加入電話と加入電話・ライトプランの2種類から選択し、以下の費用も必要になります。

加入電話 加入電話・ライトプラン
契約料

800円(税抜) 800円(税抜)
電話加入権
(施設設置負担金)

36,000円(税抜)
工事費

2,000円(税抜)
回線使用料
(1契約者回線ごとの月額)

プッシュ回線用
2,400~2,500円(税抜)
プッシュ回線用
2,650~2,750円(税抜)

なお、加入電話・ライトプランとは、加入電話に必要な電話加入権の支払いが必要ない分、月額利用料金が割高になったサービスです。それ以外のサービス内容は、加入電話と変わりません。

なお、当然ですが、これ以外に電話機と子機などの準備も必要です。

フリーランスに固定電話の電話番号が必要な理由


冒頭でもご紹介した通り、フリーランスが固定電話を持つべき理由は、以下のようなメリットがあるためです。

会社の信用を保つため

フリーランスは一般の法人に比べて、社会的信用度が低い点がデメリットです。継続的な収入がない方が多いため、そのような認識になっているのでしょう。さらに、名刺に書かれた電話番号が「090」「080」ではじまるものだった場合には、さらに信用度が低くなることが予想されます。

個人所有の携帯電話の番号が「090」や「080」であっても誰もなんとも思いませんが、フリーランスといえども個人事業主です。企業や一般の消費者を相手に商売をする場合に、取引先などからの信用を得るためには、固定電話番号を持っておくことをおすすめします。

しかし、フリーランスの方の中には「固定電話だと移動中に電話に出られないから、逆にビジネスチャンスを失うなど、デメリットがあるのでは?」と思われるケースもあるでしょう。ところが最近は、固定電話番号から携帯電話に着信を転送してくれるサービスや、スマホで固定電話番号の発着信ができるサービスもありますので、そのような心配もいりません。

なお、これらのサービスについては、後ほどご紹介します。

銀行からの融資を受けやすい

社会的信用度が低い傾向にあるフリーランスは、銀行から融資を受ける場合も法人に比べハードルが高くなります。契約の際、銀行に提示する電話番号が固定電話のものでなかった場合は、さらに状況が厳しくなる可能性もあります。

その理由は、携帯電話やPHSの中にはプリペイドタイプのものがあるため、融資をした後、連絡が取れなくなると、銀行側には貸し倒れのリスクが発生するからです。また、法人用のクレジットカードやビジネスローンの審査にも悪影響を与えます。

したがって、銀行などからスムーズに融資を受けたいフリーランスの方は、固定電話の電話番号を取得しておいて損はありません。

FAXが利用できる

フリーランスとして働いていると、業界によっては「FAXでお願いします!」と言われるケースが意外と多いことに気がつくと思います。特に年齢層の高い方が多い会社やレガシーな業界においては、FAXはまだまだ現役です。

FAXを利用するためには、固定電話が必須になります。そのため、FAXをよく利用する業界の会社と仕事をする方には、やはり固定電話番号が必要になります。

「スマホで写真を撮るか、スクリーンショットでいいじゃん……」と思われる方も多いと思いますが、フリーランスとして仕事をしていくうえでは、いつかFAXを使わざるを得ない機会が来るかもしれません。来るべきそのときに備え、固定電話を準備しておくと安心でしょう。

停電時に使える電話、使えない電話

たまに見かける「固定電話は停電時にも使えるからBCP対策」になるという噂。これは本当でもあり、間違いでもあるため注意が必要です。BCP対策の一環として災害時でも使える電話を導入したいという方は、これからご説明する内容をしっかり確認してください。

停電時に使える固定電話は、アナログ回線+停電時利用できる電話機を使用している場合のみです。また、停電時利用できる電話機というのは、AC電源を使わない電話機となります。昔懐かしい回転ダイヤル式の電話機や、保留や留守電の付いていないシンプルなタイプで、ほとんどお店で見かけることもありません。バッテリーなどを積んだ停電対応の電話機や、独自に予備電源等を接続した電話機はアナログ回線であれば停電時でも利用することができます。

一方で、停電時に対応した電話機を用意していない場合は、固定電話でも基本的に利用できません。コンセントから給電している電話機や、直接コンセントから給電されていなくても、ルーターなどを挟んでいる場合はルーターが動かなくなってしまうと電話機も使えません。

近年は地震や台風などの自然災害が多く発生しており、その被害を受けるリスクも非常に高まっています。もしものとき、電話というインフラが使える利便性は大きなメリットになるため、有事に備えたいという方は、停電対応している電話機を選ぶようにしましょう。

フリーランスが固定電話を契約する方法

NTTの固定電話以外に、フリーランスが固定電話の電話番号を契約する方法を紹介します。

クラウドPBX

クラウドPBXとは、ある電話機に受けた着信を複数台の電話に同時着信したり、内線転送などができたりするサービスです。クラウドPBXの特徴は、固定電話番号の発着信をスマートフォンで受けることができること。私用の携帯電話番号とは別に、会社用の電話番号を同じスマートフォンでも持つことができます。

またクラウドPBXであれば、早く安く固定電話の電話番号を取得できますので、フリーランスの方には最適な方法といえるでしょう。もちろん、電話加入権の購入も必要ありません。

ただし、クラウドPBXはNTT東日本・NTT西日本が提供している一部のサービスを利用できないことがある点がデメリットです。よって、使いたい機能が提供されているか、契約前にサービスを提供しているベンダーに確認しておく必要があります。

IP電話

IP電話でも固定電話の電話番号は取得可能です。

IP電話のIPとは「Internet Protocol」の略語になります。つまり、IP電話とはインターネットに接続して通話をする電話のことです。

フリーランスであれば、ほとんどの方がインターネットを契約していると思われます。プロバイダーに申し込むことで、固定電話の電話番号を利用してIP電話を利用できますのでぜひ有効活用してみましょう。

料金も安く、導入までのリードタイムも短いため、すぐに固定電話が欲しいという方にも最適です。

電話代行・秘書代行サービスの利用

フリーランスが固定電話を持つための裏技的な方法として、電話代行・秘書代行サービスを利用するという方法もあります。

電話代行・秘書代行サービスとは、文字通り電話の受信対応を代行してくれるサービスのことです。もちろん、着信の転送もおこなってくれます。主張や外出が多く、電話になかなか出られないが、会社にかかってきた電話には適切な対応をしたいという方向けのサービスといえるでしょう。

代行サービスのみを行ってくれるベンダーもありますが、シェアオフィスやレンタルオフィスがオプション的なサービスとして実施しているケースも多いです。シェアオフィスを借りている方は、利用できるか確認してみてはいかがでしょうか。

フリーランスは固定電話の電話番号を持つべし


社会的信用度を上げるためにも、フリーランスの方は固定電話番号を持っておくことをおすすめします。今回ご紹介したように、安く早く導入できるサービスもたくさんありますので、まだ固定電話番号を持っていないフリーランスの方は、ぜひ導入を検討してみてください。

固定電話番号がないという理由だけで、せっかくのビジネスチャンスが消えてしまうのは非常にもったいないことです。本記事を参考に、あなたに最適な固定電話のサービスを利用していただければ幸いです。

※ 本記事に掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。

まとめ

これからのビジネスに最適なクラウドPBX。クラコールPBXなら1回線から導入でき、月額基本料金980円から。大規模ビジネスでご利用いただいても最大基本料4,900円。お問い合わせ、ご相談はこちらまでお気軽にどうぞ。
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