「03」と「050」 法人用の番号の違いについて解説 | クラコール

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「03」と「050」 法人用の番号の違いについて解説

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「03」と「050」 法人用の番号の違いについて解説



これから法人用の電話番号ご取得を考えている方にとって、何からすれば良いか分からない場合も多いと思います。

例えば、「03」の電話番号と「050」の電話番号そして「0120」の電話番号があった場合、どうでしょうか?それぞれについて説明するのは⾮常にハードルが⾼いと思います。今回はそんな⼀般的にはあまり知ることのない、「03」の電話番号と「050」の電話番号そして「0120」の電話番号のそれぞれの解説はもちろんですが、併せて、メリット、デメリット、そして利⽤料などをまとめていきたいと思います。

全体を通してそれぞれの違いがわかって頂けるような内容になっています。

「03」電話番号について

「03」電話番号は、東京23区に割り当てられている市外局番と⾔われるものです。ちなみに、名古屋は「052」横浜「045」千葉「043」川崎「044」埼⽟「0487」⼤阪は「06」となっておりエリアごとに様々ございます。

0AB-J番号とは

この「03」の番号ですが、実は⽇本国内で⼀般的に使⽤される電話番号の形式として別の呼び⽅があり「0AB-J番号」と呼ばれ、これは固定電話(加⼊電話)やINSネット64(ISDN回線)、光回線やケーブルテレビの電話などに割り当てられるものになります。

0から始まり、「0A ‒ BCDE ‒ FGHJ」という順序で「A」から「J」までのアルファベットを0〜9の数字に置き換える形式になっています。ちなみに、アルファベットの「I」は数字の「1」と紛らわしいため使⽤されていません。

初めの「0」は、国内プレフィックスと呼んでおり、国内通話を示す「合図」です。これに続く市外局番や市内局番はそれぞれ1~4桁であり、電話番号の地域や、電気通信事業者を識別するために使⽤されます。

最後に、0AB-J番号の特徴をまとめて、説明を終わりにします。

・0AB-J番号はパーツごとに、以下の情報を意味しています。
0:国内プレフィックス
ABCDE:市外局番+市内局番
FGHJ:加⼊者番号

・⼀般の加⼊電話とIP電話、携帯電話のすべてで使⽤することができます。
・国際電話にも使⽤することができます。
・市外局番から市内局番までの番号で、おおよその所在地がわかります。
*基本的には、携帯電話やスマートフォン(以下、スマホ)など、移動機でエリアが固定できない電話番号には使⽤できませんが、クラウドPBXなどのサービスを利⽤することで、スマホでも0AB-J番号が使用できますので、クラウドPBXを有効活⽤してみるのも良いかもしれません。

「03」電話番号のメリット・デメリット

「03」電話番号を法⼈が持つメリットは、なんといっても社会的信⽤度が上がる点です。顧客からの印象や、⾦融機関から融資を受ける場合にも「03」ではじまる電話番号を持っておいたほうが何かと有利になるでしょう。

例えば、ある調査によると、法⼈の電話番号に「03」が使われていると、それだけで社会的信⽤度が20%向上するという結果が出ています。これは、東京は⽇本の⾸都であり、ビジネスの中⼼地であるというイメージが強いためです。

また、携帯やスマホのように圏外になることがなく、通話品質も安定しているため安⼼して利⽤できます。

さらに、先述した通り電話番号でエリアが推定されるため、どの地域の法⼈なのかが明確になります。地域に根差した企業の場合、⾒慣れた市外局番に安⼼感や親近感を抱いてくれるお客様もいらっしゃることでしょう。

⼀⽅「03」電話番号のデメリットとしては、電話加⼊権が必要になるためコストが⾼くなるという点が挙げられるでしょう。また、遠距離通話の通話料⾦が⾼額になる点もデメリットといえます。

ただし、これはあくまでもNTTの固定電話の話であり、クラウドPBXなどのサービスを利⽤して「03」番号を利⽤すれば、上記デメリットを払拭しつつ、さらに複数社員のスマホで「03」電話番号の代表電話で受発信対応を⾏うことが可能です。

クラウドPBXとは、インターネット回線を利⽤したビジネスフォンシステムです。従来の固定電話とは異なり、電話加⼊権が不要で、通話料⾦も安価に抑えることができます。また、複数社員のスマホで「03」電話番号の代表電話で受発信対応を⾏うことができるため、テレワークにも最適です。

「03」電話番号を法⼈で利⽤するメリットはたくさんあります。社会的信⽤度を⾼めたい、通話品質を安定させたい、遠距離通話の通話料⾦を安く抑えたい、テレワークを導⼊したい、などといった場合は、クラウドPBXなどのサービスを利⽤することを検討してみてはいかがでしょうか。

「03」電話番号の利用料金

「03」電話番号の利⽤料⾦について
https://web116.jp/phone/fare/kanyu.html#01

「03」電話番号の利⽤料⾦は、契約する通信事業者によって異なるようです。
⼀般的には、新規加⼊時に必要な⾦額としては以下のような項⽬があります。

・契約料:電話の新規取り付けに要する事務的な⼿続きの費⽤
・施設設置負担⾦:電話の新規架設⼯事費の⼀部に充てられます
・⼯事費:屋内配線などの⼯事費⽤
・線路設置費:エリアで新たに電柱を設置する場合等に必要となる費⽤

ちなみにIP電話の場合は、電話加⼊権や施設設置負担⾦を⽀払う必要はありません。

その他に⽉額基本料⾦、通話料が必要になります。
⽉額基本料⾦:⽉額基本料⾦は、契約する通信事業者や契約プランによって異なります。
*IP電話の場合、⽉額基本料⾦は数百円から数千円程度です。
通話料:通話料は、かける先の電話番号や時間帯によって異なります

簡単な事例を1つ挙げてみましょう。
NTT東⽇本の「03」電話番号の利⽤料⾦の⼀例は以下の通りです。
初期費⽤【税抜】
・契約料:800円
・施設設置負担⾦(電話加⼊権):36,000円

⽉額でかかるランニング費⽤【税抜】
・基本料:約2,500円/アナログ1回線
約3,500円/ISDN1回線
・通話料⾦:3分/8.5円〜40円(固定電話)
1分/3.6円〜17.5円(スマホ・携帯:キャリアごとに価格が異なる)
・オプションサービス:任意

ただし、NTTの固定電話には「加⼊電話・ライトプラン」と呼ばれる、施設設置負担⾦が必要ない代わりに⽉々の通話料が割⾼になっている契約⽅法もあります。

その他電話料⾦についてはこちらから詳細が確認できます。
https://web116.jp/phone/fare/
例えば、電話番号「03」における時間帯別の1分の固定電話の通話料について各事業者の料⾦は以下の通りです。

NTT東⽇本 20円(昼間) 30円(夜間) 60円(深夜)
NTT⻄⽇本 20円(昼間) 30円(夜間) 60円(深夜)
KDDI 20円(昼間) 30円(夜間) 60円(深夜)
SoftBank 20円(昼間) 30円(夜間) 60円(深夜)
楽天モバイル 20円(昼間) 30円(夜間) 60円(深夜)

※上記は、東京23区内から東京23区内への通話料です。
※通話料は、事業者や契約プランによって異なる場合があり、通話先の電話番号によっても料⾦が異なる場合がありますので、詳しくは各事業者にお問い合わせください。

「050」電話番号について

「050」の電話番号とは、IP電話の電話番号です。IP電話とは、インターネット回線を利⽤した電話サービスで、IP電話の「IP」は「Internet Protocol」の略語で、インターネットを介して接続する電話という意味になります。従来の固定電話とは異なり、電話線を引く必要がありません。そのため、固定電話よりも安価に利⽤することができます。またIP電話には先述した「0AB-J」番号を持てるタイプもあります。

「050」の電話番号は、固定電話や携帯電話と同じように、全国どこからでも発着信することができます。また、転居や移転をしても、電話番号が変わることはありません。

「050」の電話番号の特徴は、以下のとおりです。
• 安価に利⽤できる
• 固定電話や携帯電話と同じように、全国どこからでも発着信できる
• 転居や移転をしても、電話番号が変わらない
• インターネット回線があれば、どこでも利⽤できる
• 固定電話の端末以外にも、スマホのアプリとしても利⽤できる

「050」の電話番号は、個⼈や法⼈を問わず、幅広く利⽤されています。個⼈で利⽤する場合は、固定電話や携帯電話の代わりに、「050」の電話番号を利⽤するケースが多く⾒られます。法⼈で利⽤する場合は、コールセンターやお客様相談窓⼝などの電話番号として、「050」の電話番号を利⽤するケースが多く⾒られます。

「050」電番号のメリット・デメリット

「050」の電話番号を利⽤するメリットは、なんといっても初期費⽤やランニングコストが抑えられる点です。できるだけコストを抑えたいという⽅には最適でしょう。もちろん、Wi-Fi環境にいる場合には、パケット代もかかりません。また、「050」の電話番号の契約時もWebサイトの申し込みフォームから申し込み、クレジットカードで決済できますので、導⼊までのリードタイムも短く安⼼です。

そんなメリットの多い「050」の電話番号ですが、それぞれのメリットについて少し詳しく調べてみましょう。

・通話料が安い
「050」の電話番号は、固定電話番号と⽐べて通話料が安く設定されています。これは、「050」の電話番号はインターネット回線を利⽤しているため、固定電話番号のように専⽤の回線を必要としないからです。そのため、通話料を安く抑えたい場合におすすめです。

・場所を問わずに利⽤できる
「050」の電話番号は、インターネット回線があればどこでも利⽤することができます。そのため、固定電話のように場所に縛られることなく、⾃由に電話を利⽤することができます。特に、今の働き⽅改⾰による、テレワークや在宅勤務など、場所を問わずに仕事をしたい場合におすすめです。

・複数の番号を使い分けることができる
「050」の電話番号は、複数の番号を使い分けることが可能なため⽤途に合わせて電話番号を使い分けることができます。例えば、複数の店舗や拠点を持つ法人で電話番号を使い分けることができます。

・転送や留守番電話などの機能が利⽤できる
「050」の電話番号は、転送や留守番電話などの機能が利⽤できます。そのため、不在時や忙しい時でも、電話を転送したり、留守番電話にメッセージを残したりすることができます。

⼀⽅で、050 電話番号のデメリットとして挙げられるのが法⼈としての社会的信⽤度が低くなる恐れがある点です。「03」電話番号に⽐べると、やはり社会的信⽤度は低くなってしまうでしょう。
その他としては

・通常の電話番号と⽐べて通話品質が劣る
「050」の電話番号は、固定電話番号と⽐べて通話品質が劣る場合があります。これは、「050」の電話番号はインターネット回線を利⽤しているため、固定電話番号のように専⽤の回線を必要としないからです。そのため、通話品質にこだわる場合は、固定電話番号の利⽤を検討されることをおすすめします。

・発信できない番号がある
「050」の電話番号は、発信できない番号があります。例えば、110番や119番などの緊急電話番号や、0120番などのフリーダイヤルには発信できません。そのため、これらの番号に電話をかける必要がある場合は、固定電話番号の利⽤を検討されることをおすすめします。

上記のような内容が挙げられますが、これらのデメリットを補って余りあるメリットがあるため、「050」の電話番号はビジネス⽤途にも個⼈⽤途にもおすすめの電話番号です。

「050」電話番号の利用料金

050電話番号は、インターネット回線を利⽤したIP電話サービスで発⾏される電話番号であり、固定電話や携帯電話に⽐べて通話料⾦が安いことが特徴です。

「050」の電話番号は、さまざまな業者から⼊⼿できますが、以下では⼀般的なものをご紹介します。

まず「050」の電話番号を取得する場合、電話番号⾃体の取得に料⾦は発⽣しません。
その⼀⽅で「050」の電話番号を利⽤するためには、毎⽉の基本料⾦が必要になる場合があります。

例えば、「050」の電話番号の通話料⾦は、発信先の電話番号によって異なり、固定電話にかける場合は、3分あたり10円、携帯電話にかける場合は、1分あたり18円で、「050」の電話番号同⼠で通話する場合は、無料です。

「050」の電話番号の利⽤料⾦は、サービス提供会社によって異なりますが、⼀般的には、⽉額基本料が300円程度、通話料⾦が3分あたり10円程度です。

「050」の電話番号は、通話料⾦が安いだけでなく、固定電話や携帯電話に⽐べて設置⼯事費が不要なため、初期費⽤を抑えることができインターネットに接続できる環境があれば、どこからでも利⽤することができるため⾮常に便利です。

尚、どの会社の「050番号」を取得するかによって通話料⾦が異なる場合もあります。必要なサービスを提供しているかなど、確認しながら⾃社に合ったサービスを選択しましょう。

「0120」の電話番号について

テレビやラジオなどでもよく⽿にする「0120」の電話番号は、いわゆる「フリーダイヤル」のイメージが強いでしょう。「0120」の番号がどのようなものなのか、フリーダイヤルの説明も踏まえ解説します。

フリーダイヤルとは・・・
「0120」からはじまる電話番号は「フリーダイヤル」や「フリーコール」と呼ばれる通話時に利⽤する電話番号です。ちなみに、フリーダイヤルはNTTコミュニケーションズの登録商標で、フリーコールがKDDIの登録商標になっています。

NTTコミュニケーションズサービスのほうが早く⼀般に浸透したため、「0120」ではじまる通話が「フリーダイヤル」と呼ばれるようになったようです。なお、フリーダイヤルの番号は「0120」以外にも「0800」のものもあります。

よって「0120」「0800」のどちらに電話をかけた場合でも、通話料⾦を着信側が負担をする点は変わりません。そのため「0120」電話番号は「着信課⾦電話サービス」とも呼ばれています。

「0120」の電話番号を使うメリット

多くのコストが発⽣する「0120」の電話番号を法⼈が導⼊するメリットは、たくさんの着信が⾒込める点です。特にECサイトといったBtoC向けサービスを展開している企業など、1⼈でも多くの顧客に電話してもらいたい場合に「0120」電話番号は⼤いに役⽴ちます。

また「0120」の電話番号は後半が6桁になることから、顧客に覚えてもらいやすく、気軽な通話につながりやすい点もメリットだといえるでしょう。

さらに「0120」の番号を取得しているのは、法⼈である可能性が⾼いこともあり、電話かける顧客側へ安⼼感を与えられる点も⾒逃せません。そのため、集客⽬的だけでなく、アンケートなどのマーケティングリサーチを⽬的に「0120」電話番号を取得する企業も多くなっています。

「0120」電話番号の利用料金

「0120」の通話時に発⽣する利⽤料⾦を着信側が負担をする、いくらになるのか気になるところだと思います。以下の表で⼀例を紹介します。

距離 区域内 20kmまで 60kmまで 60km以上
昼間 8.5円 20円 30円 40円
夜間 8.5円 20円 30円 30円
深夜・早朝 8.5円 20円 20円 20円

(同⼀県内の⼀般電話から3分間通話した場合【税抜】)
(2023年5⽉現在)通話料⾦価格については、2023年 秋〜冬に変更予定です。

なお、スマホ・携帯から3分間通話した場合の税抜き利⽤料⾦は、全国⼀律で以下の通りです。

・昼間:130円
・夜間:120円
・深夜・早朝:120円

このように、⼀般電話とスマホ・携帯では通話料⾦に⼤きな開きがあることがお分かりいただけると思います。また、通話料⾦に差があるため「0120」番号を使うと⼤きな負担がかかってしまうのでは、と考えるかもしれません。

しかしながら、キャリアによっては携帯電話、スマホからは繋がらない設定や、着信を受け付ける地域を設定できる場合もあります。例えば、東京だけで営業している企業や店舗で、北海道からの着信を受け取らないようにすることができるのです。

「0120」電話番号の取得方法

「0120」電話番号を取得したい場合は、NTTコミュニケーションズやKDDIといった着信課⾦電話サービスを提供する業者に申し込みを⾏い契約する必要があります。申し込み後、機材の設定⼯事が⾏われ、その数⽇後には利⽤可能です。
また、クラウドPBXでも0120の番号取得が可能です。その場合は固定電話なし、スマホで使えるのでお得です。

⼀般的には、申し込みから導⼊まで1週間程度だと思っておけばよいでしょう。

「03」と「050」のどちらの電話番号を選ぶべきか

「03」の電話番号と「050」の電話番号のどちらを契約するかは、⽤途によって異なります。本記事に掲載されている内容を⾒ていただき、⽬的に応じて、電話番号を使い分けることをお勧めします。

⼀般的には、社会的信⽤度を重視する⽅は、「03」の電話番号を、逆に社会的信⽤度などではなくコスト⾯を判断基準とした場合は、通話料⾦が安い、050番号を契約するパターンが多いのではないでしょうか。法⼈、個⼈でも当然基準が変わってきますのでやはり最終的には、ご⾃⾝の⽤途やご希望に合わせて、使い分けていきましょう。

ちなみに、記事内でもご紹介したように、クラウドPBXのような「03」電話番号を廉価に取得できて且つ便利なサービスもあります。今回ご紹介した料⾦などはあくまでも⼀例ですので、各社サービスを⾒⽐べながらご検討することをおすすめします。

参考までに、「クラコールPBX」の料⾦表へのリンクを掲載いたします。
「クラコールPBX」ご利⽤料⾦⼀覧
https://clocall.jp/pbx/price/

また、その他電話サービスに関するご質問もお気軽にどうぞ。
問い合わせフォーム
電話番号03-6161-0011(平⽇9時から18時)

※ 本記事に掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。

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