目次
SMS送信、配信について徹底解説。
なぜ今SMSが注目されているのか?そのメリットは何なのか?
そうした疑問への回答をはじめ、届いたかどうかの送達確認ができる機能面の充実や、市場に出回っているサービスの主な比較ポイントなど、幅広く言及します。
SMSはShort Message Serviceの略称です。並列で語られることも多いメールサービス同様、メッセージ配信の手段の一つとしてビジネスでは欠かせません。
SMSの場合、宛先は(メール)アドレスではなく電話番号が使えます。
画像やデータファイルの添付までは不可である点、また送信できる文字数こそ限られますが、携帯端末間でテキストをやり取りできる仕組みは非常に便利です。
加えて、国際規格であるため、基本、世界中で使えます。
さらに、意外と知られていませんが、使い方のバリエーションも豊富です。たとえば、本人認証や予約リマインドといった用途は、まさに多くの企業が導入するゆえんだといえるでしょう。
昨今、SMSが注目を集めています。とりわけ、法人からの熱視線が顕著です。
おそらくその理由は、シンプルにビジネスシーンにおいて成果へとつながるケースが多いからでしょう。
確かに「SMSによって業務連絡がスムーズになった」「SMS導入後、メッセージに対するレスポンスが良くなった」といった声や評判を見聞きすることは珍しくありません。具体的には、不動産会社が家賃滞納者への催促をSMSで送るようになってから返答の数、率ともに増えた話などが挙げられます。
では、そもそもなぜ成果につながりやすいのでしょうか。
上記の通り、SMSが注目される背景にはビジネスシーンでの躍動が挙げられます。そして、さらに紐解くと、(SMSが持つ)特長や性質が作用していることも分かります。つまり、メリットです。
以下、SMS送信/配信サービスの導入がもたらすメリットをピックアップします。
現在、日本国内では総人口1億2,622万人(総務省調べを参考)に対し、携帯電話の契約数が1億7,307万台を数えます。その普及率は実に137.1%。これは、1人が1台以上持っている計算です。
SMSは、携帯電話(スマートフォン)を持つ方ほぼ全てへメッセージを送信・配信できます。インストールが必須のアプリケーションとは異なり、端末にデフォルトで搭載されているサービスのため、メールアドレスを共有せずとも(メッセージを)届けることが可能です。アプリ通知のON/OFFも関係ありません。電話番号を使えばポップアップ画面へと到達します。
そのリーチの広さはSMSならではといえるでしょう。
また、SMSによる送信、配信サービスの場合、メッセージが埋もれにくいこともメリットです。というのは、一般的に個人間でのメッセージではLINEなどが使われることが多く、SMSはあまり利用されません。加えて、プロモーション系あるいはキャンペーン系のメッセージは大抵メール配信です。それゆえ、SMSの送信量が膨大になることは一般的に考えにくいでしょう。
結果、視認性に比例するように、SMSは開封率が(他のメッセージサービスと比べて)高い傾向にあるのです。
先述した到達率・開封率の高さを生かし、SMS送信/配信サービスはクレジットカードの決済通知や家賃滞納者への催促手段として有効に活用されています。
また、パフォーマンス向上に加え、コスト削減につながっている点も明らかにメリットです。
SMSは電話やメールでの連絡に比べ手間が省けます。それならば、使わない手は無いでしょう。
SMS送信/配信サービスは、訪問や納期、配達日時などの連絡手段として頻繁に使われるなか、とりわけ飲食店や美容院などでは、予約・申込みの通知リマインドに用いるケースも多々見受けられます。基本、送信量がかさむことなく、受け手に届きやすいからこそ活用法といえるでしょう。すなわち、(リマインドを通じ)確実に集客へとこぎ着けるには、SMSがうってつけなのです。
SMSを使うことで本人認証が可能です。SMS認証とも呼ばれ、今やセキュリティ対策の主流といっても過言ではありません。
たとえば、金融機関やWebサービス事業者は会員登録時にパスワードを発行しますが、ログインする場合、なりすましのリスクを回避すべく二重認証という形で暗証番号が要求されるケースに出くわすことがあります。
さてその際、受け渡しに使われるメッセージサービスは何でしょうか。そう、SMSです。
到達率・開封率もさることながら即座にやり取りできる点まで踏まえたその確実性を以て、SMSの送信/配信サービスが重用されています。
認証用の暗証番号がSMSで届いた経験、皆様もきっとあるはずです。
インターネットやEmailがパケットネットワーク上であるのに対し、電話やSMSの場合、通信が行われるのは回線交換ネットワーク上です。
大規模な災害発生時には、当然、被災地への連絡が集中します。そのため、パケットネットワーク上では通信規制もしばしば生じてしまいます。
SMSは、上述の通り、回線交換ネットワーク上での通信です。また、音声ではなく、テキストメッセージ(文字)を提供します。ここで扱われるのはシグナリングチャネルです。この信号線は、音声データを運ぶトラフィックチャネルよりもデータ量が軽いため、通信速度のダウンといった影響をあまり受けずに済みます。つまり、災害時、緊急時に強いというわけです。
したがって、SMS送信/配信サービスは、緊急連絡用として多くの地方自治体や医療機関などで利用されています。
CTIシステムとSMSが連携することで、顧客に対し自動的にメッセージを送信できます。具体的には、コールセンターへの入電が一定数を超えた際、「現在回線が大変混み合い、電話がつながりにくくなっております。後ほどオペレーターから折り返しお電話させていただきます」といった内容です。
不要な待ち時間を強いることもなくなり、クレーム件数の減少が期待できるため、SMSはコールセンターでも重用される傾向にあります。
顧客満足度向上に欠かせないサポートといっても過言ではないでしょう。
SMSでメッセージを送った場合、相手に届いたかどうかの状況を把握することはできないと考える方がいらっしゃるようです。
しかし、実際のところ、そのようなことはありません。
以下、SMSが届いたかどうかの送達確認について言及します。
SMSは発信者から受信者へ直接送信、配信されるものではなく、SMSC(Short Message Service Center)と呼ばれる、メッセージを保存・転送するシステムセンターを介します。
SMSCが持つ機能はさまざまです。たとえば、受信者の携帯電話の電波が圏外であった時に送ったメッセージを、電波が入ったタイミングで再度届けてくれる機能があります。また、なりすましによる個人情報の窃取を防ぐべく、フィッシングのチェックも可能です。
SMS送信/配信サービスでのメッセージは、SMSCに到着し、保存・転送されれば送達完了となるわけですが、その確認もまた、機能一つで解決します。
それは各キャリア(通信事業者)、携帯電話それぞれの機種に用意されている「送達確認機能」です。もちろん種類によっては例外もありますが、基本、この設定をONにすれば、送達通知は受けられます。
また、依頼するサービスによっては、送信結果をレポートで管理することも可能です。
連絡ツールとしていざSMSを導入する際、どの送信/配信サービスを利用するのが最適か考える必要が出てきます。
主な比較ポイントは以下の通りです。
重視すべき要素はどこか。あらためて吟味するようにしてください。
送信元表示は、アルファベットあるいは電話番号の場合とで分かれます。
たとえば、前者は企業名を表示できることがメリットです。
他方、後者であれば、なりすましのリスクを避けやすい点がアドバンテージに挙げられます。
送信最大文字数についてもチェックしておきたいポイントです。一般的には70文字ですが、それ以上の長文送信を可能とするサービスも無いわけではありません。
当然、費用も比較ポイントになり得るでしょう。一通あたりの費用がいくらか。オプション料金は妥当か。
たとえどれだけ機能が充実していたとしても、使う場面が無ければサービス過多です。そのような勿体ないことにならないためにも、細かい精査をおすすめします。
管理画面の使いやすさも大事です。いざ一斉送信など行ううえで、不安になる方はいらっしゃいます。
サービスの比較の際には、直感的に操作できるか否か、あるいは使いこなすのに時間が掛からないかどうかまで、しっかりチェックするようにしましょう。
SMS送信/配信サービスとは何か、そして今注目される理由、その背景にあるメリット、届いたかどうかの送達確認方法、サービスを比較する際のポイント、本記事にてこれらをお伝えしてきました。
そこであらためて分かることは、すぐに「送れる」「届く」「読まれる」SMSの価値の高さです。うまく活用できれば、ビジネスシーンでも大いに役立つことでしょう。
なお、弊社サービス『クラコールSMS』では、さまざまな用途に適したサービスを安価で提供いたします。SMSをご検討の際はぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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