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通話の始めに流れる「ププ」は何の音?固定電話番号の通話で流れる識別音を解説

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目次

クラコールPBXやクラコールSIP trunkで、03などの固定電話番号を使って電話をかけたり受けたりすると、相手とつながった直後に「ププ」という短い音が流れます。「電話機の故障?」「雑音が入った?」と思われるかもしれませんが、これは故障ではありません。

この音は、日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)が定めた識別音です。固定電話番号を使うクラウドPBXなどのサービスに求められている法令の条件に沿って、通話の始めに流しています。このコラムでは、識別音が流れる理由と、どの通話で流れるのか、通話を始めるときに気をつけたいことを解説します。

「ププ」は、JUSAが定めた識別音です

「ププ」という音は、一般社団法人 日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)が定めた「協会標準識別音」(JUSA識別音)です。03や06などの固定電話番号を使うクラウドPBXなどのサービスで、通話の始めに流します。

JUSA識別音は、どの事業者でも使えるわけではありません。電気通信事業法の遵守や通話の品質、特殊詐欺などの犯罪を防ぐための警察との協力体制などについて、協会の審査を受けて認定された事業者だけが使えます。クラコールPBX・クラコールSIP trunk・クラコールCTIは、JUSAの認定を受けたサービスです。

呼出音「プルルル」
相手が出る通話がつながる
識別音「ププ」最初の1秒ほど
通話ふつうに話せる
識別音は、通話がつながった直後の1秒ほどだけ流れます。

なぜ識別音が流れるのか

固定電話番号は「通話品質が高い」ことが前提の番号

03や06などの固定電話番号(0AB~J番号)を使う電話には、法令で高い通話品質の基準が定められています。電話をかける人は、番号を見て「固定電話だから、音声がクリアなはず」と考え、通話料を払っています。番号を見れば通話品質の目安が分かることも、固定電話番号の大切な役割です。

インターネットを通る区間は、品質を保証しきれない

クラウドPBXでは、固定電話番号にかかってきた電話を、インターネットを通してスマホアプリや社外の電話機に届けることができます。便利な反面、インターネットを通る区間では、固定電話と同じ品質を常に保証することはできません。

そこで、2019年に施行された電気通信番号計画(総務省告示)では、固定電話番号を使って転送などのサービスを提供する事業者に、次のどちらかを求めています。

  • 法令で決められた品質の基準を満たしていることを確かめる
  • 品質の基準を満たすことを確かめていない旨を、通話の相手に知らせる

総務省の手引きでは、通話の相手に知らせる方法の例として「回線確立時に音声ガイダンスや通知音を挿入する措置」が挙げられています。識別音は、この「通話の相手に知らせる」ための音です。

業界で同じ音にそろえて、分かりやすくした

事業者ごとに違う音を流すと、通話の相手は何の音なのか分かりません。そこでJUSAは、総務省や警察庁の助言・協力を受けて、業界で共通の識別音を定めました。同じ「ププ」という音であれば、「固定電話番号を使ったクラウドPBXなどの通話だ」と分かります。また、認定を受けた事業者だけが使える音なので、法令や協会の基準を守っている事業者のサービスであることの目印にもなります。

識別音が流れる通話

クラコールでは、固定電話番号(03・06・045など、0AB~J番号)を使う回線のすべての通話で、つながった直後に識別音が流れます。例外はありません。法令の条件に沿って流している音のため、お客様のご希望や設定で止めることはできません。

  • クラコールPBX 固定電話番号を使う通話。SIP電話機・スマホアプリのどちらで話す場合も同じです。
  • クラコールSIP trunk 固定電話番号を含む回線の通話。お客様のPBX・CTIや、AI・CPaaS(BYOC)とつないでいる場合も同じです。

最初のひと言が、少し遅れたように感じることがあります

識別音は、通話がつながった直後の1秒ほどの間に流れます。そのため、電話に出てすぐに話し始めると、「つながるまでに少し間がある」「最初のひと言が聞き取りにくい」と感じられることがあります。これは識別音が流れているためで、回線の不具合ではありません。

通話を始めるときは、次のような工夫をおすすめします。

  1. 「ププ」が鳴り終わってから名乗る電話に出たら、ひと呼吸おいてから「お電話ありがとうございます」と話し始めると、最初のひと言も相手にはっきり届きます。
  2. 自動応答やAIの最初の案内は、1秒ほど待ってからIVR(自動音声応答)やAI音声エージェントにつないでいる場合は、通話がつながってから1秒ほど待って、最初の案内を始めるように設定してください。案内の冒頭が識別音と重なるのを防げます。

よくあるご質問

識別音を止めることはできますか?

識別音を止めることはできません。固定電話番号を使う通話では、法令の条件に沿って、すべての通話で識別音を流すことが求められているためです。

識別音が流れるのは、故障や回線の不具合ですか?

いいえ。識別音は、正しく通話がつながったときに流れる音です。通話の音声が途切れる・遅れるなど、識別音のほかに気になることがある場合は、エコーコールでテスト通話をしてお確かめください。スマホアプリで話していて声が途切れる場合は、コラム「スマホ内線の声が途切れる・遅れるのはWi-Fiが原因?」もご覧ください。

ほかの会社の電話では、この音を聞いたことがありません

NTTの加入電話など、固定電話の品質の基準を満たしていることを確かめた回線では、識別音は流れません。固定電話番号を使うクラウドPBXなどのサービスでも、JUSAの認定を受けた事業者は同じ「ププ」という音を流しています。認定を受けた事業者とサービスは、JUSAのホームページで公開されています。

まとめ 「ププ」は、きちんとした事業者の目印です

電話がつながった直後に流れる「ププ」という音は、固定電話番号を使うクラウドPBXなどに求められる法令の条件に沿って流している、JUSAの識別音です。固定電話番号を使う回線では、例外なくすべての通話で流れます。最初の1秒ほどは識別音が流れるため、電話に出たら「ププ」のあとに話し始めるのがおすすめです。

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