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クラウドPBXやSIP trunkの通話履歴、お使いのPBX・CTIのログ、AI音声エージェントの管理画面などを見ていると、「486」「408」「503」といった3けたの数字が出てくることがあります。「この数字は何?」「クラコールの故障?」とお問い合わせをいただくことも少なくありません。
この数字は、電話をかけたときに相手側から返ってくるSIPの応答コードです。数字の意味が分かると、「相手が話し中だった」「番号が間違っていた」など、電話がつながらなかった理由の見当がつきます。このコラムでは、応答コードの読み方とよく見るコードの意味、そして携帯電話にかけたときは、同じ状況でも返ってくるコードが携帯電話会社によって違うことを解説します。
応答コードは「電話をかけた結果」を表す3けたの数字です
クラウドPBXやSIP trunkの電話は、SIP(シップ)という決まりごとに沿ってやり取りしています。電話をかけると、「この番号につないでください」というお願いが相手側へ送られ、相手側からは、その結果が3けたの数字で返ってきます。これが応答コードです。ホームページが見つからないときに出る「404」と同じ考え方の数字で、実際にSIPの応答コードは、ホームページのやり取りの数字(HTTP)をもとに作られています。
つながらなかったときは、200のかわりに400番台~600番台のコードが返ります
通話履歴やログに残るのは、多くの場合、最後に返ってきたコードです。つながった通話は「200」、つながらなかった通話は400番台~600番台のどれかになります。
最初の1けたで、大まかな意味が分かります
応答コードは、最初の1けたで6つのグループに分かれています。細かいコードを覚えていなくても、最初の数字を見れば「途中経過なのか」「成功したのか」「どこで止まったのか」の見当がつきます。
よく見る応答コードと意味
実際によく目にするコードを、グループごとにまとめました。右側の「よくある場面」は代表的な例で、同じコードでも、返してきた設備によって理由が違うことがあります。
途中経過(100番台)
成功(200番台)
かけ方・相手の状態(400番台)
途中の設備(500番台)
最終的なお断り(600番台)
この中で特に多いのが「487」です。電話をかけて、相手が出る前に切ると、このコードが残ります。代表番号への着信で複数の電話機を一斉に鳴らしているときは、だれかが先に出ると、ほかの電話機の呼び出しが取り消されて「487」になります。どちらも、ふつうの動きで異常ではありません。
携帯電話あては、同じ状況でも返ってくるコードが違います
ここまでのコードの意味は、決まりごとの上での「本来の意味」です。ところが、携帯電話あての通話では、相手が圏外、着信拒否、話し中といった同じ状況でも、返ってくるコードが携帯電話会社によって違うことがよくあります。
コードを決めるのは、相手の携帯電話会社です
携帯電話にかけた電話は、クラコールから相手の携帯電話会社の設備に渡り、その先の基地局を通って相手のスマホに届きます。つながらなかったときに、どのコードを返すかを決めるのは、相手の携帯電話会社の設備です。クラコールは、相手側から届いたコードをもとに、お客様に結果をお返しします。
さらに、同じ「つながらない」でも、途中のどこで止まったかによってコードが変わります。たとえば相手と話せない場合でも、そもそも相手のスマホが圏外にいるのか、基地局からの呼び出しの電波にスマホが応えなかったのか、基地局の側で通話の品質を確保できなかったのかで、携帯電話会社の設備が返すコードが違うことがあります。
同じ状況でも、こんなに違うコードが返ります
実際に携帯電話あての通話で見られる、状況と応答コードの組み合わせの例です。
圏外・電源が入っていない電波が届かない、呼び出しに応えない
4084805005046xx
着信を拒否された相手が拒否の設定をしている、着信を断った
403500603
話し中相手がほかの人と通話している
486500
同じ「500」でも、圏外・着信拒否・話し中のどれもあり得ます
このように、携帯電話あてでは「486なら話し中」「500なら設備の故障」とは言い切れません。特に「500」は、本来は「途中の設備のエラー」という意味ですが、携帯電話会社によっては、話し中や着信拒否、圏外などのときにも返ってきます。コードの数字だけで状況を決めつけないことが大切です。
つながらない理由を見分けるコツ
- ガイダンスを聞いてみる「電波の届かない場所にあるか、電源が入っていない…」など、相手の携帯電話会社が流すガイダンスは、コードよりも状況を分かりやすく教えてくれます。
- 時間をおいて、かけ直す圏外や話し中は、時間がたてば変わります。しばらくしてかけ直してつながれば、相手側の一時的な状況だったと分かります。
- ほかの番号にかけて比べる固定電話や、別の携帯電話会社のスマホにはつながるかを試します。特定の相手だけつながらないなら、相手側の状況である可能性が高くなります。
- 自社の回線は、エコーコールで確かめる自分の声が返ってくるエコーコールにかけて、ふつうに話せれば、お使いの回線や電話機は正しく動いています。
「500」「503」でも、クラコールの障害とは限りません
500番台のコードは「途中の設備」の理由を表しますが、その設備がクラコールのものとは限りません。相手の携帯電話会社や、その先の電話会社の設備が返したコードも、そのままお客様に届きます。見分けるときは、「どの相手で起きているか」に注目してください。
特定の相手にかけたときだけ起きる
ほかの相手には問題なくつながる。
相手側の状況の可能性が高い。時間をおいてかけ直す
どこにかけても起きる
固定電話にも携帯電話にもつながらない、着信がすべて受けられない。
設定や回線の問題の可能性。お問い合わせを
お問い合わせのときに、伝えてほしいこと
つながらない理由を調べるときは、通話ごとの記録を確かめます。次の4つを教えていただけると、調査がスムーズに進みます。
- 日時「10月27日の14時05分ごろ」のように、分の単位まで分かると調べやすくなります。
- かけた番号と、かけた先の番号発信した番号(お客様の番号)と、相手の番号の両方を教えてください。
- 表示された応答コード通話履歴やログに出ていた「486」「503」などの数字です。
- 起きた回数と範囲何回かけて何回起きたか、特定の相手だけか、どこにかけても起きるかを教えてください。
通話ができないなどの障害は障害時のお問い合わせから、そのほかのご質問はお問い合わせからご連絡ください。
よくあるご質問
通話履歴に「487」がたくさん出ています。異常ですか?
異常ではありません。「487」は、相手が出る前に呼び出しを取り消したときのコードです。かけた側が途中で切ったときや、一斉着信でほかの電話機が先に出たときに残ります。
相手のスマホに何度かけても「408」になります
相手のスマホが圏外にある、電源が入っていないなどの理由で、決められた時間内に返事がなかった可能性があります(携帯電話会社によっては、同じ状況で「480」が返ることもあります)。時間をおいてかけ直してみてください。ほかの相手にも同じように「408」が出る場合は、お問い合わせください。
自社の電話機やスマホアプリあての着信で「480」が出ます
電話機やアプリがクラコールにつながっていない(登録されていない)ときに出ることがあります。電話機の電源やネットワーク、スマホアプリが起動しているかを確かめてください。スマホアプリでつながりにくい場合は、コラム「スマホ内線の声が途切れる・遅れるのはWi-Fiが原因?」もご覧ください。
発信すると「403」でつながりません
発信が許可されていない宛先にかけている、または発信者番号の設定が正しくない可能性があります。発信者番号のルールは、コラム「発信者番号の「なりすまし」を防ぐルールとは?」で解説しています。携帯電話あてで特定の相手だけ「403」になる場合は、相手が着信を拒否していることもあります。
まとめ コードは「手がかり」。数字だけで決めつけないで
通話履歴やログに出る3けたの数字は、電話をかけた結果を表すSIPの応答コードです。最初の1けたで、途中経過(1)・成功(2)・かけ方や相手の状態(4)・途中の設備(5)・最終的なお断り(6)と、大まかな理由が分かります。
ただし、携帯電話あての通話では、圏外・着信拒否・話し中といった同じ状況でも、携帯電話会社によって「408」「480」「500」「486」「603」など違うコードが返ってきます。コードは状況を知る手がかりの1つとして、ガイダンスやかけ直しの結果とあわせて判断してください。気になることがあれば、日時・番号・コードを添えてお気軽にお問い合わせください。


